だい

パルムの僧院のだいのレビュー・感想・評価

パルムの僧院(1947年製作の映画)
3.0
3時間!長い!
長いわりに飽きずに観れるからいい作品なんだろうと思う。

とりあえずパッラが無限にイケメン!
見た目じゃなくて、行動がイケメンすぎて震える!
金貨のくだりから始まり、
死に様まで漢である!

恐怖政治の下で、
言いたいことも言えないこんな世の中は~、ポワゾン!!

あ、原作も映画もフランスの作品だけど、
舞台はイタリアのパルマ公国。
でもフランスの影響下にあった時代の話なのでフランス語で間違いではない。

そんなわけで、
市井の人々とソリ・マーチがポワゾンを口々に歌う圧制下、
パッラとその同輩の魂が雄々しすぎる!


その傍らで、
主人公ファブリスは人妻遊びに惚けていて、
ジーナは過去の日々に縛られて若い男に執着してて、

そして女のために意見コロコロの暴君と、
小狡いことしか考えてない臣下たち。

ク ズ パ レ ー ド


クズが服を着て歩いているようなもの!
服を着てないクズはただの変態。


そんな中でバリバリの脇役ながら、
パッラだけが僕らの心の支え。

ただし、
鋤を持った女たちに追いかけられた看守長にだけは同情を禁じ得ない。



愛があればオールオッケー!
愛さないほうが罪!
とかいうファブリスだけは、
最後までマジもんのクズ。

クレセンツィのほうがよっぽど心イケメンなのに、
女性におモテになるのはだいたいダメ男のほうよね。

世の女性はよく考えなさい!
だい

だい