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シネマニアのmingoのレビュー・感想・評価

シネマニア(2002年製作の映画)
3.9
あれ、おれこいつらに見えてる?て焦る。どんな代価を払ってでも映画を優先させるNYにいるシネキチ5人の愉快な映画人生が活写されている。「精神科医によれば映画鑑賞は攻撃性のある行動じゃない」の言葉の意味とは。リンカーンセンターのレネ特集はだめでズルリーニ特集を褒めるの笑う、メガネのジジイは完全にB級狂いの坪井さんや。映画館のすべての上映時間記憶してるのもめちゃわかる…もう1人のメガネオタクは8ヶ月で1000本劇場で見るとか仕事は?の疑問しかわかない…ただ5ドルとか無料で上映見れるところが多いのが日本とは違いオタクが加速するのもわかる。サラッとニコレラスレイの「孤独な場所で」に対して「あれほど泣いたことはない」て言ってて流石伊達にシネキチやっとらんなあとなる。
「午後は何観た?」「青い大きな海をまた観た」じゃねえよほんと…映像博物館からリンカーンセンター行ってそのあとにフィルムフォーラムに行くって完全に映画アーカイブ行って銀座線で渋谷に出てヴェーラへ駆け込み最後にラピュタのレイトショー観るに匹敵。オタクの世界共通スケジュール組む能力に恥じた…
ただレア映画を見逃すと一生観れない気持ちは分かる、強迫観念とも呼べるけど純粋な「情熱」意欲を何に発揮するかで人生は変わってくる。観るだけで終わる人生してる人たちは何してんの?「映画を観ることで現実逃避をしてるんだ」わかりみしかない。プレイヤー無いのにサントラ集めてるのは本物のオタク…ヤバい…
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