強迫観念と診断される映画廃人ことシネフィルたちの日常を垣間見て嘲笑と共感と羨望の感情が断続的に押し寄せる。「こうなったら終わり」を念頭に置いても不意に核心を突くような「映画を観ることで苦しみから逃避…
>>続きを読む反面教師にしようと思って観たが、意外にも彼らが愛おしく見えてくる。
とはいえこうはなりたくないので、映画を観た本数やらで劣等感を感じそうになったらこれを思い出します。
「映画館をはしごするためにト…
精神分析的には強迫神経症や嗜癖(しへき)行為の一種かもしれない。ジェノグラムを紐解けば家庭不和が要因ではないかと推測するが、そこまで人生を映画に捧げているのならば羨ましい限りである。
題名から上映…
シネフィル同士はひかれ合う(同じ都市の映画館に毎日通ってるため)。中に出てくるオタクの1人が「人混みに紛れるラストシーンは素晴らしい」と言っていてそれは共感した。
「現実だけを優先させる理由なんて…
僕みたいな人が出てくる、と言って勧められたドン・デリーロの短編『痩骨の人』の一節「四人か五人かの浮遊する集団が毎日巡回し、それぞれが独自のスケジュールを厳守して街を縦に横に行き来する。映画館から映画…
>>続きを読む元モギリがしてやったりのエピソードを話すとこ好き。映写技師の話を遮って話したり、携帯電話なら客席から直電して文句が言えると話す後ろで笑われてるのを映すあたりも面白いね。映画を何千本と見て「甘い生活」…
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