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ネメシス/S.T.Xの天のネタバレレビュー・内容・結末

ネメシス/S.T.X(2002年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

スタートレック劇場版通算10作目。「新スタートレック」劇場版4作目で、TVシリーズ含めた「新スタートレック」完結編。

今作の敵シンゾン役は、なんとピカードのクローンという設定の20代のトム・ハーディです!スキンヘッド👨‍🦲めっちゃ似合ってます。しかし歯並びが汚いので苦手。歯並び悪くて許されるのはスティーヴ・ブシェミだけ(個人の感想です)。
ちなみにトム・ハーディの副官役は「ヘルボーイ」のロン・パールマンが演じています。異星人メイクのせいで全く分かりませんw


○ロミュラン帝国で今作の悪役シンゾン一味による軍事クーデターが発生。一方その頃地球🌏では、エンタープライズ号のライカー副長とカウンセラーのトロイとの結婚式💒👰🤵が執り行われています。ピカード艦長が小洒落たスピーチします。データが「紳士淑女並びに超性別種の皆さん」と会場に呼びかけるのがいかにもスタートレックらしいセリフ。
○データが新郎新婦に「懐古趣味のライカーのために」歌をプレゼントします。アーヴィング・バーリン作曲の「ブルースカイ」。データ役のブレント・スパイナー本人が歌ってるんですがめちゃくちゃ上手いです。今ではジャズの定番曲ですが、いい歌だなー(*´ω`*)

https://youtu.be/LydlTSshr3w

このアーヴィング・バーリンという作曲家は「トップハット」「アニーよ銃をとれ」などのミュージカル楽曲を多く手掛けた方ですが、恐らくアカデミー賞歌曲賞を受賞した「ホワイト・クリスマス」が一番有名だと思います。
○途中の星で、データのようなアンドロイドしか発しないサインを感知したためピカードやデータが小型船で調査に降ります。新型のバギーを運転し片輪走行を披露するなどウッキウキなピカード。真面目に仕事しろ。
○頭・胴体・手足がバラバラにされて廃棄されていた、データにそっくりな試作品「B4」というアンドロイドを発見、組み立てます。完成品以前に造られたのでBefore→B4。シャレたネーミングです。
○「スタートレック:ヴォイジャー」シリーズの艦長、ジェインウェイがチラッと登場。「地球🌏から約75000光年の彼方に飛ばされたが色々ありつつ無事帰還」という話で、今作の2年くらい前にシリーズが終了しています。懐かしい。
○敵のシンゾンがピカードのクローンと判明しドクターが「恐らく頭髪か皮膚を使ったのでしょう」・・・・・頭髪wwむしろどうやって採取したw🦲
○シンゾンは、時機を見てピカードと入れ替えて、惑星連邦をスパイするようロミュラン帝国によって創られたクローンでした。しかし用済みになったため地下鉱山で強制労働させられていたのを、同じく奴隷階級だったレムス人と一緒に反乱を起こします。
○彼は急激に成長するよう遺伝子操作されていたので寿命が残り僅かしかなく、それを治すにはピカードから骨髄移植を受けるしかありません。しかしそれが叶わないと悟り、地球やロミュラン帝国に憎しみを向けるシンゾン。めっちゃ強力でヤバい兵器をブッ放すぞとピカードやロミュラン帝国を脅します。
○シンゾン艦vsエンタープライズ号&救援に駆け付けたロミュラン艦の戦い。1:28:50あたり、エンタープライズ号がシンゾン艦に体当たりして、敵艦船体がメキャメキャ言いながら粉々になっていくシーンは凄い迫力。
○めっちゃ強力でヤバい兵器の発射準備を開始したシンゾン艦が、徐々に翼を広げていく猛禽類のようなデザインで禍々しくも非常に美しいです。
○データの尊い犠牲によりヤバい兵器は起動直前に艦ごと吹き飛びます(`;ω;)ゞムチャシヤガッテ… ラスボスのシンゾンもピカードに倒されたのですが、ハンパない根性見せた死に様がカッコ良かったです。まだ25歳とは思えないトム・ハーディ貫禄の演技でした。
○しかしデータはB4と自分の記憶を同期させていたため、B4はデータのクローンとも言える存在であり、ファンは「良かった!データは死んでなかったんや!」と胸を撫で下ろしたのでした(;´∇`)=3

Amazonプライムで限定配信中の「スタートレック:ピカード」にはデータやライカー&トロイ夫妻など今作にも登場している懐かしい面々が出演しており、みんな老けたなぁ自分も歳取るはずだ・・・( ´ω`)と過去作に想いを馳せながら視聴しました。
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