特濃ミルク

ラリー・フリントの特濃ミルクのネタバレレビュー・内容・結末

ラリー・フリント(1996年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

 ポルノ雑誌「ハスラー」を創刊した、お騒がせ男の半生記。見る前は終始ふざけ倒しのエロナンセンス映画かと思ってたけど、割と法廷ものの要素も強かった。
 とりあえずあのエドワードノートンの弁護士がかっこよかったな。
「あんたもあんたの雑誌も本当に悪趣味でくだらないと思うよ。でも僕はそれを表現する『自由』を奪うことは絶対に許さない。」
「それが不愉快だから、見たくないからって皆が皆好き勝手に壁を作ればどうなりますか?…そんな世界に自由があるとは僕は到底思えない。」(意訳)…
 ラリーが余りにもダメ男なだけに、引き立てられてめっちゃ響いたし、ほんとにその通りだと感じた。何でもかんでも法で規制してしまうという事は、人々がその創作物を選び取る権利や自由、ひいてはそこに付随する、人間の良心や理性を奪い取る野蛮で最低な行為だと思う。
 まあそれでも極端なエログロの場合なんかは、ある程度のフィルターは欲しいけどね…。
特濃ミルク

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