このレビューはネタバレを含みます
第二次大戦中の豊後水道。
そこで駆逐艦アキカゼに艦を撃沈されながらも生き残った米潜水艦の艦長が、一年後に恨みを晴らすべく新たな艦に乗り出航する。
「白鯨」っぽい話だけど、相手が旧帝国海軍となると日本人のこちらとしては複雑ではあるw
実写の潜水艦を使っている場面もあるけど'58年の映画だけあって模型を用いた特撮はそれなり。
艦内シーンも息苦しさをそんなに感じない明るい雰囲気。
でも史実云々は抜きにした潜水艦映画としては良いんじゃないでしょうか。
艦長と副長やクルーの確執、爆雷時の撃沈偽装、息を殺した無音潜航、潜水艦映画のエッセンスがふんだんに入ってるしね。
主演のクラーク・ゲイブルはさすがに貫禄たっぷり。
副長のバート・ランカスターは、この映画では今のジョージ・クルーニーとダブって見えた。
雰囲気がね。