広島カップ

E.T.の広島カップのレビュー・感想・評価

E.T.(1982年製作の映画)
3.0
スピルバーグのSF作品の中でエイリアンが登場するのは本作を含めて三作品。他の二本は『未知との遭遇』(1977)と『宇宙戦争』(2005)。

スピルバーグのエイリアンはシェイプが皆頭デッカチで手足が細いクラシックな"捕まった宇宙人"タイプです。
未知・・と宇宙・・はもったい付けてなかなかその正体を晒さない戦術でしたが本作は始めだけは焦らしても後は見せ放題。
しかも本作のエイリアンには辿々しいですが地球語(英語)を喋らせています。

やはり生物同士がコミュニケーションを図るには言葉とアイコンタクト(ETの目玉は大きい)とボディコンタクト(神経ニューロン数の多い指先だけでもOK!)が不可欠ということでしょう。
相手と話しもしない眼も見ない、面倒臭がってテレパシーだけでやろうなんてのはダメなんですね。

未知・・は言葉ではなく機械で作る音楽でコンタクトしようとしました。最後の最後に接触し相手の眼を見たので、時間はかかったけどまあ仲良くやって行けそうなエンディングでした。
宇宙・・は言葉のやり取りは無いし眼も見ないし触りもしない。始めっからコミュニケーションなんて物はありませんでした。
三作並べると相互理解の為のツボが見えてきます。
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