スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮のミュージカルアニメーション映画。現在のCGアニメを観慣れている方にはオール手作りのセルアニメは新鮮、あるいは違和感だらけかもしれないが、手描きならではのハイクォリティ映像を味わえる。さらに音楽も主題歌「Somewhere Out There」(作曲:ジェームズ・ホーナー、作詞:バリー・マン、シンシア・ワイル、歌:リンダ・ロンシュタット、ジェームス・イングラム)はじめ充実している。 移民、離れ離れになる家族、奴隷商人、自由のための戦いなど重くなりがちな題材を子ネズミの冒険譚としてコミカルに描くので観ていてじつに楽しい。上映時間が80分と短めなので、最後は駆け足気味にネズミの親子は再会してハッピーエンドを迎えるけど、ダレないからこれはこれでありだ。本作は家族で鑑賞できる良作アニメと言っていいだろう。