ドルフィンキック

KG カラテガールのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

KG カラテガール(2010年製作の映画)
3.9
レンタルDVDにて、鑑賞しました。
前作の「ハイキック・ガール」同様に、ノーワイヤー、ノーCG、ノースタントの空手アクション映画。
この作品、「ハイキック・ガール」よりも、全然いいですね。
前作では、武田梨奈さん主演と言うよりも、まるで、中達也さんが主演みたいなストーリー展開の映画でしたが、本作は、主役二人の格闘ヒロインの大活躍を堪能出来てので、満足しています。
アクションは、前作よりも、華麗さや美しさが加わって、更に進化した気がしますし、ストーリーも、非現実的なんだけど、終始、緊張感があって、引き込まれました。姉妹愛や家族の絆など、前作よりも、お話に深みを持たせていたのが、良かったと思うし、戦う理由も、ハッキリしていたので、最後まで、飽きずに楽しめました♪

それにしても、本作での武田梨奈さんと飛松陽菜さんのアクションは文句なし、凄い!!!!!
飛松さんのまるで、空中を歩くかのように、三人を蹴り倒すシーンは芸術的で、素晴らしいですね。ローリング・ソバットや三角蹴り、水面蹴りなども実に鮮やか。
動きが物凄く、軽やかで、華麗なんですよね。
まるで、空中で、舞っているかのようで。
ドニー・イェンばりの空中連続三段蹴りも、軽々とこなし、見ていて、圧倒されます。
ハイキックも、武田さんとひけを取りません。
打点の高さでは、場面によっては、武田さんを上回っていたりもします。
今後の活躍が楽しみですね♪
武田梨奈さんは、アクションに、美しさが加わって、更に、良くなっていましたね。
武田梨奈さんのキッカー、カサノバ・ウォンを彷彿させるような鮮やかな連続スピンキック、壁を上手く利用したソバット、前方の敵の胸板に駆け上がり、ふわっと宙に浮いて、後方の敵にソバットを炸裂させて、二人の敵を同時に撃退。
このアクションは、まるで、ワイヤーを使用しているようで、滞空時間が実に長い!!!!!
正に、アート!ですね。
(エンディングのメイキングシーンを見ると、主演の二人がワイヤーを使用していないのが、確認出来ます。)
武田さんのスピーディーなヌンチャク裁きも、カッコ良くて、唸らされました。
ヌンチャクVS木刀を使用した立ち回りは、手に汗握るって言う感じで、とても見応えがありました。
劇中で、二人のヒロインのハイキックがクロスした瞬間や、ラストバトルでのヒロイン二人のダブルハイキックが、巨漢の外人に炸裂した瞬間は、鳥肌が立つ位に、感動しました。
今後も、武田さん、飛松さんの活躍が楽しみですね♪出来れば、海外に行って、プラッチャーヤー・ピンゲーオ辺りの作品に出演してほしいですよね。
ジージャーとの共演も、観てみたいですね。
大きなプロジェクトにかかわって、また、アクション映画に出演してほしいですね♪