姉妹が父と継母のいる館に住むことに。
狂気をはらんだ怖さのある継母に姉妹は怯えるが。
韓国の大ヒットホラー。
ジャンルわけするなら、ミステリーホラー(?)という分野になるだろうか。
アジアンホラーは、雰囲気はそれらしい恐怖感を表現しているのだが、実際はそれほど恐怖を感じないことが殆ど。
そして、『箪笥』ですが、これもまた恐怖という感じの作品ではなかった。
お約束の連続でオチもなんとなくわかるんだけど、まぁそれなりに楽しめました。
一見、意地悪っぽい後妻ともめる仲の良い姉妹と頼りない親父の話が続くみたいな感じなんですが、映画の最後の方でこの映画の本当の話がわかります。
・・・わかると書きましたが、たぶんちゃんとわかる人はなかなかいないんじゃないでしょうか?
それぐらい途中から訳のわからない映像とストーリーが進んでいきます。
というわけで、いまいち釈然としない部分が多くて、観終わったあとに「結局あれはなんだったの?」と思うふしも。
日本版のタイトルをわざわざ『箪笥』にする必要もなかったと思う。
箪笥に余計な先入観を持たずに観たほうが楽しめたかもしれない。
妹役の女の子は韓国では人気アイドルで、韓流ならではの可哀想な目にあって大きな目から涙をぽろぽろ流す役が得意なのだそうですが、この映画でもその力は遺憾無く発揮されています。
ぶっちゃけ、妹が最強に可哀想だった。
姉?なにそれ?
あと全体的に退屈な内容。
音楽・映像・美少女撮りは文句なし。