群青

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序の群青のレビュー・感想・評価

3.3
この作品のシリーズはシンプルなようで複雑。複雑なようでシンプル、といったようにあまりにも大多数の人が視聴・解釈し、物議を醸した作品なので、批評というより完全に個人の感想になります。

新劇場版、ということで庵野監督は前シリーズをリビルドしたものが今シリーズ。

その最初の作品ということもあって、ほぼほぼ内容はテレビシリーズと同じ。

ただ、色々と違う点もありそれがコアなファンがニヤリとするものばかり。ただ恐らくニヤリとさせるだけであまり意味はないものと個人的には思う。ループ説とかね。

相変わらず、シンジ君はウジウジしている。しかし14歳で親の愛をまともに受けていない、そして急に地球の運命を託されたとあっては誰でも逃げてしまいたくなるよね。でもなんだか儚げな女の子がヒィヒィいいながら頑張ってたもんだからやっぱり、男の子のシンジ君は頑張りますってなっちゃう笑

スケールは大きいけど行動原理は凄く単純。
女の子を傷つかせないためだとか、お父さんに認めてもらいたいとか。

それでも敵が敵だから何度も心が折れそうになる。実際折れて田舎戻ろうとするし。でも今回は周りがしっかりしてる。特にミサトさん。

変人奇人ばっかりの作品で唯一人間味を出させてくれるのがミサトさん。このひとがいなきゃどうにもならない。大人の健康的な良い感じのおっぱいも見れない

それは全く置いといてシンジ君の心の動きとシンクロしつつ話が進んで行く。

目玉はやはりヤシマ作戦。第6使徒の旧テレビシリーズとは良い意味での変更がGOOD。

あの変形は思わず声が出る。
展開も長く少しずつ盛り上がるようになっていて曲と一緒に応援したくなってくる。
そしてオリジナル曲の格好良さも良い。

庵野監督が落ち着いて作っているのか、地に足がついた感じがあるので安心して見れます。
群青

群青