しろくま

幸せの1ページのしろくまのレビュー・感想・評価

幸せの1ページ(2008年製作の映画)
3.3
《もう3か月も第8章で止まっているぞ!》
〝火山に投げ込むのか、脱出できるのか決めてくれ。締め切りが迫っている〟〝静かにして。考えているのよ〟〝君は考えてばかり。頭を使ってばかりいないで行動しろよ〟

人気作家のアレクサンドラ・ローバー(ジョディ・フォスター)は冒険小説〝アレックス・ローバー〟シリーズの最新刊を執筆中だが、アイデアが思い浮かばずに悪戦苦闘。編集者からも〝予定より2週間以上遅れている〟って催促の電話を受け、プチパニック状態に。

絶体絶命っていう展開にして、読者を引き付けたいっていう気持ちは分からないでもないけど〝ターミネーター〟だって溶けてしまうような火山の熔岩の中に投げ込んじゃうのはやっぱやり過ぎかもって考えて、火山の麓に住んでいる海洋生物学者ジャック・ルソーにメールをしたけど、それを受け取ったのは娘の二ム。火口の様子を調べるために、断崖絶壁の岩に挑むもけがをして傷口が化膿。その上海賊が襲ってくるって?南海の孤島で一人ぼっちで苦しむ少女二ムから助けを求められるが、アレクサンドラは外出恐怖症。冒険小説よりもこっちの方がリアル絶体絶命。どうするアレクサンドラ?

南海の島のロケーションは最高で、そこで暮らす父と娘の絆を描く物語だと思っていたら、父親は調査に出たまま嵐に遭う〝ひとりぼっちの漂流記〟。そして、お留守番の娘二ムの〝海賊とわたし〟と久々のジョディ姉さんの〝引きこもり小説家 南の島へ行く〟。島の動物たちも可愛くて癒される。ところで、執筆途中の冒険小説のその後の展開も気になるところ。どうするアレクサンドラ?

視聴メモ:2023.09.08/133/図書館🅼DVD
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