koya

ベスト・フレンズ・ウェディングのkoyaのレビュー・感想・評価

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意外な映画。
ジュリア・ロバーツ主演のラブコメって聞いただけで、もう、『プリティ・ウーマン』あたりが出てきてしまうのですが、改めて観ると意外とこの映画、キツイんです。この意外さが大ヒットした理由かな。

最初に「花嫁幸せのうた~~~」みたいなちょっと気味悪いノリのべたべたな結婚賛歌で始まります。

NYのキャリアウーマンのジュリア・ロバーツが、「安全パイ」だと思っていた男友達・・・28歳で結婚してなかったら結婚しようね、なんて言い合っていた仲の男から急に結婚するという知らせ。

それを聞いてあわてて、結婚するの私じゃなかったの?とじたばたする騒動。
嫌な女だよねぇ・・・・って普通なるのですが、男友達のフィアンセがキャメロン・ディアスで、金持で若くて美人で性格も良くて・・・かなわない・・・でも、じたばたするジュリア・ロバーツ。

キャメロン・ディアズが、音痴と知ってわざとカラオケ・バーに行って歌わせて人前で恥かかそう・・・という魂胆のジュリア・ロバーツ。
だけど、下手は下手なりに一生懸命歌う姿に周りが感動ってシーンが好きです。その時のジュリア・ロバーツのぶすくれ顔がいい。作戦、失敗・・・くやしぃ===って顔。何をとってもキャメロンの勝ち~~~

この映画、ジュリア・ロバーツ、28歳って年齢設定を考えて、結婚に焦る気持はわからなくはないけれど、かといって、「安全パイ」って油断が一番いけないんじゃないの?
ジュリア・ロバーツ、もっといい女友達がいればいいのにね。
でも、この映画、後味は悪くないです。
意外な映画で先が読めないという意味では、吸引力のある映画でした。
koya

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