原作を知らないで行ったら、純粋なジャパニーズホラーでした。
それもB級のあまり怖くない系の・・・・・・
家の間取りがおかしい・・・・・・から、旧家の呪いへとなるわけですが、観ている間はなかなか面白く>>続きを読む
フランスの雪山の山荘で男が落下して墜落死した。
自殺なのか、他殺なのか。
妻はドイツ人で小説家。
一人息子は視覚障害を持つ少年。
人里離れた山荘での真実は、法廷に持ち込まれます。
本当に夫婦って大>>続きを読む
時代は2001年。
台北。
スーチー演じるヴィッキーは16歳で遊びを覚え、恋人ができて同棲するものの、ハオという男はダメ男で働く気もない、将来のことは全く考えず刹那的に同棲生活をしている若い男女の空>>続きを読む
予告編を見たときから気になっていた映画。
全体的にわけあって夜のシーン、室内シーンが多い分、照明が素晴らしく、おそらくこの時代には夜は真っ暗であっただろう中に灯りがともるときの美しさ。
反して、暗>>続きを読む
「新婚旅行に行こう」
「いいわね。食べていけるの?」
「毎日、イモだ」
そして仕事もなにもかも投げ捨てて新婚旅行に行くふたり。
アキ・カウリスマキ監督の初期の作品とはいえ、理由理屈内唐突さと、それ>>続きを読む
私は原作の漫画もアニメも全く知らないので、下手に比べたりしないですむので十分楽しめました。
映画は日露戦争から始まります。
そこで「不死身の杉元」と言われ日本に生還した杉元(山崎賢人)
北海道の小樽>>続きを読む
なによりも神木隆之介くんが、やせてやつれた感があって特攻隊生き残りというリアルな感じが良く出ていて、あの『妖怪大戦争』の男の子も大きくなったものだ、と親せきのおばさん気分。
特撮はすごいですけど、私>>続きを読む
レニングラード・カウボーイズには「理由」なんてないし、必要ない。
リーゼントとはいえないとんがったヘアスタイルに唐辛子みたいにとんがった靴、黒いスーツ。
アメリカ行くのも、英語話すんだぞ、と言われ>>続きを読む
趣味の良い悪趣味な映画。
美学にあふれているけれどもグロテスクにもあふれている映画。
エマ・ストーンの女優魂をこれでもか、これでもかと見せられる映画。
安定した不安点の連続のような精神逆なでする音楽。>>続きを読む
この映画の底にはものすごく強い信仰心があります。
ただの美食映画ではなく、信仰映画ともいえると思います。
ユトランド地方の貧しい村で神父を父に持つ独身の老女2人は信仰に生きています。
灰色の海、石造>>続きを読む
ソン・ガンホの映画が観たくて探した結果、観ることになった映画。
ソン・ガンホさんの役の幅の広さをしみじみと感じます。
今回は朝鮮第四国王世宋、王様役です。
タクシー運転手、警官、パイロット・・・・・>>続きを読む
戦争に勝者はいない、というのは台湾総督になられた方のスピーチですが、日本ももちろん敗戦国として被害があったけれど、同時にアジア諸国と戦って加害者でもあった。それを現代の私が見るのはとてもつらいことだけ>>続きを読む
ずっと刃物の刃の上をチリチリと渡り歩いているような緊張感と危うさが続く映画。
抑圧から解放されたい、と願っても、いつも危うくて哀しい目をしていて、解放=殺人しかないのでしょうか。
それ以外、逃げ道は>>続きを読む
「カラオケ行こ」
いきなり知らない大人から初対面で言われたら、やくざでなくても引きますよね。
原作漫画を読んだときも思ったのですが、この作品は人と人との距離感がよく出ていると思います。
私は人と>>続きを読む
災害によって崩壊してしまったソウル。
ほとんどの街が崩壊してしまった中で無事だったマンション。
しかし、その中では生き残りをかけたサバイバル。
究極に立たされた人間の醜悪な部分と良心の呵責の間にはさ>>続きを読む
寒々しい街、ヘルシンキ。
アキ・カウリスマキ監督の映し出す風景はいつも寒々しくて、素っ気ない。
そこでスーパーや工場で働く人々。
アキ・カウリスマキ監督の映画に過剰なスキンシップはいつもありません。>>続きを読む
毎日毎日、朝早くに起きて、車で公衆トイレの清掃に行く日々を送っている一人の中年男(役所広司)
質素なアパートには本が並び、楽しみは読書と盆栽のように小さな植木を育てるだけの独身男で、過去何があったか>>続きを読む
本当の「美食家」グルメとは何か、を見せてもらった気がします。
この映画のドダンは、フランス19世紀末の美食家ですが、自ら、厨房に立ってメニューを考え、料理する。
ただ、腕のいい料理人の作った料理を食>>続きを読む
原題は6/45なのですが、日本語タイトル通りの映画。
一等の当選宝くじをめぐって、南北緊張状態の軍事境界線で兵士だちがドタバタドタバタ。
大笑いする、というより、悪意がない素朴さが良くてしみじみし>>続きを読む
漫画が原作の映画はたくさんあるけれど、
「映画で漫画をやってしまう」
は意外と少ないと思います。
この映画ではデフォルメされればされるほど、大袈裟であればあるほど、わざとらしければもっとわざとらしく>>続きを読む
マーベル・コミック映画は本当にたくさんあって、『Xメン』の時くらいだったらまだよく観ていたけれど、最近はもう・・・・・・という人にはちょっとハードル高いですね。
色々な要素があっての『キャプテン・マ>>続きを読む
今の年になってみると、もう、振り返って「若い時は何故もっとちゃんとしなかったのだろう」と自分が恥ずかしくなる映画。
この映画はnot Hiroine映画なので、美男美女の恋物語ではありません。
親>>続きを読む
とにかくどたどた大騒ぎがずーーーーっとハイテンションで続く映画。
音楽もサスペンスが盛り上がる時、カーチェイスの時のハイテンションの音楽がずーーーーーーっと流れています。
もう、警察、どかどか、ヤク>>続きを読む
改めて、SF映画はその世界観を作り上げるのが大変だと思った映画。
人間VS機械、というベースだったら『ブレードランナー』『ブレードランナー2049』といった映画を思い出したりもするのですが、あちらは>>続きを読む
この映画は1966年公開。
私が中学生の時、美術の先生が自己紹介で好きな映画は『男と女』という映画だけど、中学生にはまだ早いかも、と言ったのを覚えています。
私の10代は1970年代後半から198>>続きを読む
映画は海辺で倒れている男の人から始まります。
その周りをなぜか犬たちがうろつきまわるけれど、男の人は微動だにしない。
東京国際映画祭のコンペティション出品作品、イラン映画『ロクサナ』
実は、別の映画>>続きを読む
自分が無知だったのですが、これは2017年の『コンフィデンシャル 共助』の続編なのでした。
だから最初は戸惑ってしまい、映画についていけないかなぁ、と心配になったのですが、脚本で上手くフォローしてい>>続きを読む
先日、テレビでの特別編もあったことだし、元は漫画でテレビドラマ・・・・・・とあまり期待していなかったのですが、意外と見入ってしまいました。
原作が面白いのとその脚色もいいのでしょう。
こういうミステ>>続きを読む
昔、六本木のシネヴィアンで観て以来ですから、何年になるのでしょう。
今回、TOHOシネマズの午前10時の映画祭にこの映画が入っていて、とてもうれしいです。
ヴィクトル・エリセ監督の映画はどの映画も>>続きを読む
17歳の予期せぬ妊娠。
基本的には本人たちが悪いのだけれども、この映画は地元州では両親の承認がいるために密かに自由に中絶手術ができるニューヨークの街に出る2人の17歳を静かに追います。
主人公、オー>>続きを読む
無類の鳥山明好きとしては、うれしいアニメ。
私は鳥山明の描くメカが大好きで、あの独特な世界はドラゴンボールではだんだんメカが出てこなくなるのが寂しかったのです。
ただ、今回は車はまぁ、普通のジープ型>>続きを読む
インディジョーンズを初めて観たのが10代の時。
まさか、自分が60歳になって最後のインディジョーンズを観ることになるとは・・・・・・。
インディジョーンズは最初の出だしでまず大冒険がお約束だけれども>>続きを読む
この映画もそうですが、『ズートピア』など「女の子がんばる物語」が好きです。
ディズニー映画には様々なヒロインがいるけれどディズニーはさすがというか色々なタイプのヒロインを出してきます。
この映画の>>続きを読む
実際の世の中は勧善懲悪に割り切れるものではなく、真善美だけで成り立っているのではありません。
映画に真善美を求める気持も健康的だけれども、清濁併せ吞み、世の中を静かに見つめるこういう映画の存在も重要>>続きを読む
約140分、キラキラ光るカレイドスコープをずっとくるくる回しながら観ているような映画。
色々な世界がまさにall at once、いっぺんに起きておきてしまうのをものすごいスピードの編集でもって疾走>>続きを読む
是枝監督の世界は国が違っても同じでした。
いつも社会的問題をとりあげる監督ですが、『誰も知らない』『そして父になる』から三部作といってもいいかもしれない『ベイビー・ブローカー』
それは子供(赤ちゃん>>続きを読む