レニングラード・カウボーイズには「理由」なんてないし、必要ない。
リーゼントとはいえないとんがったヘアスタイルに唐辛子みたいにとんがった靴、黒いスーツ。
アメリカ行くのも、英語話すんだぞ、と言われて飛行機の中でぶつぶつ言ってたと思ったら、アメリカ旅するうちに英語上手くなってしまうし、演奏も最初はぷかぷか「ポーレシュカ・ポーレ」やってたのに、ロックン・ロールだ、と一冊の楽譜渡されちゃえば、演奏、うまくなっちゃうし。
マネージャーは分厚い毛皮のコート脱がないけど、独裁者的で、最初はおなかすいてりゃ玉ねぎ食べろ、って言われても受け入れちゃうのね、と思ったけれど、「革命」が起きれば、あっという間に手に縄。
でもあっという間に「資本主義復活」でまた毛皮着てビール飲んでるし。
どこまで行っても自分のスタイル貫くようで、非常に順応性の高いみなさん。
この人たちならどこ行っても大丈夫。
最後にでてくるサボテンの木に蛇口がついてお酒が出るところ、マネージャーが皆、おなかすかせてるのに、子犬に食べ残し全部あげちゃうところが特に好き。
というか全部好き。
みんなハッピー!