群青

となりのトトロの群青のレビュー・感想・評価

となりのトトロ(1988年製作の映画)
4.3
今作に映る情景は日本人なら誰もが持つであろう田舎と自然のイメージと一緒だと思う。
それは三輪駆動の車や仲介が必要な電話機、水汲みの機械や蚊帳など。自分はその世代では無いのにも関わらずあーそれそれ!と思ってしまう強い説得力がある。

引越しから掃除、自分達なりのアレンジが加えられて行く家。裏道を通って出れば大きな山が迎えてくれる。この家、名古屋にあるので是非行ってください。サツキとメイと同じようにあれー?あれー⁉︎と言えます笑 楽しいよ笑

主人公のサツキやメイと同じく次から次へと興味が惹かれるものが出てくる!
トトロや真っ黒くろすけなんかはデザインが素晴らしいなー子ども達がまさにイメージするもんそのものだもん。

日本人なら言葉で説明しなくても感じてしまう。
そういう琴線にいとも簡単に触れさせることが出来るのが宮崎駿の素晴らしい力なんだと思う。

もののけ姫は少々描写がキツいのでこっちの方が低年齢の子どもたちには見せるにはぴったりだと思う。

何処かに勝手に行ってしまうことがどれだけ親に心配をさせるのか、友達付き合いや目上の人との接し方など教訓的な所も上手に押さえられている。

これまでの感想は大人になって改めて魅力を考えたわけだが、当時の感想といえば専らトトロのお腹笑
あのお腹に乗っかりたいと何度も思ったことか笑
猫バスも同様笑

これからも子どもに親しまれていく作品に違いない。
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