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緯度0大作戦のkazu1961のレビュー・感想・評価

緯度0大作戦(1969年製作の映画)
3.2
▪️Title : 「緯度0大作戦」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1969
▪️JP Release Date :1969/07/26
▪️Production Country: 日本・アメリカ
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-414 再鑑賞
🕰Running Time:89分
▪️My Review
本多猪四郎(監督)、円谷英二(特技監督)、伊福部昭(音楽)の安心トリオの作品です。しかしながらこのトリオは本作が最終となったんですね。残念!!
本作は、日米合作のSF冒険映画で、米国側資本会社の倒産で再映されることもなく、2014年にDVD化されるまで幻の作品と言われてました。
前述の3名のゴールデントリオとハリウッドスタイルが融合した本作は、独特の大人の世界観を持っています。深海の潜水艦同士の戦いなど見事に効果が出た反面、人間改造などの猟奇的な部分は残念ながらチープですね。しかし、合併映画黎明期において、円谷英二の艦船特撮は、今のハリウッドのCGには無い温かさとセンスと夢がありますね。素晴らしいです!!緯度0の街の造形もオシャレで温かいです。
アメリカ側の俳優ではオーソン・ウェルズ作品の常連として有名なジョゼフ・コットンも存在感抜群です。
そして、特撮というよりぬいぐるみ軍団ですが、出てくる人造怪物グリホン、コウモリ人間、大ネズミ、アナーキーで良い味だしてます(笑)。

物語は。。。
海底油田の調査隊が遭難し、謎の潜水艦アルファー号に救助されます。調査隊の三人が連れていかれたのは、海底に作られた平和な理想郷、赤道と日付変更線の交差する“緯度0”でした。一方アルファー号の艦長を生涯の仇敵と狙うマリク博士は、その平和なユートピアを破壊しようと画策しました。アルファー号に救助された三人は、マリクの本拠地に乗り込んでいく。だがそこは、凶暴な巨大ネズミや合成獣グリフォンの跋扈する、アンチ・ユートピアだったのです。。。

▪️Overview
テッド・シャーマンのオリジナルを「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」の関沢新一が改訂し、「怪獣総進撃」の本多猪四郎が監督した日米合作のSFもの。「怪獣総進撃」の完倉泰一が撮影を担当した。特技撮影はベテラン円谷英二が担当。(引用:映画.com)

出演は、ジョゼフ・コットン、宝田明、岡田真澄、リチャード・ジャッケル、パトリシア・メディナ、リンダ・ヘインズ、中山麻理、大前鈞、黒部進、黒木ひかる、平田昭彦。
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