ゆーさく

デイ・アフター・トゥモローのゆーさくのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

中学生のときに映画館で観て、全編に渡る雪景色に目が疲れて、寝落ちした思い出の映画。


なんか地球温暖化で南極の氷が溶けて、海の塩分濃度や海水温度が下がりまくって、ほんで理屈は分からんが、さっむいさっむい嵐が地球を覆い尽くし、挙げ句なんしか地球が氷河期に戻るという話。

環境破壊をテーマにしつつ、ローランド・エメリッヒ監督特有のオムライスにカレーかけてみましたみたいな大味感も炸裂。

毎回なにかしら世界の観光名所を破壊する事でお馴染みのエメリッヒ監督。
インデペンデンスデイの時はホワイトハウス爆破してたけど、今回は自由の女神がカチカチに凍った程度で、正直手ぬるい。
親子ドラマとか、青春ドラマの方に振りたくてエメリッヒちょっと遠慮したのかも知れん。


だがまあ、その甲斐あって登場人物が結構魅力的でなかなか面白かった。

ヒロインのエミー・ロッサム可愛いけど、正直ジェイク・ギレンホールの方も良い勝負で可愛いよね、ほんまオカマにもてそう。

嫌な奴おらんのよね。恋のライバルも最終ジェイク・ギレンホールの味方になってくれるし。初め嫌な奴やった副大統領も、最後は反省して、良い奴感取り返してくるし。



「不要な外出は控えてください」のアナウンスとか、買い占めに走るニューヨーク市民とか、
ジェイク・ギレンホールが一生懸命みんなに向かって「外に出たら死んでしまう!外に出ちゃダメだ!!」って言うて回る様子とか、
生産活動が止まった結果、逆に空気がめちゃめちゃ澄んで、宇宙からは地球がいつもより綺麗に見えるラストとか、
結構今回のコロナウイルス騒ぎにリンクするとこあって、ほうほう、って感じやったな。


映画のラストが、今まで無関心だと思っていた隣国に助けられ災害を通じて絆を知る、みたいなポジティブなメッセージで終わらせたのは、まぁ作り手の希望なんでしょう。

映画みたいな形では無かったけど、まさに今ウイルス騒ぎで、その未曾有の災害の気配見せてるし。。。映画みたいにポジティブに終息すりゃええけどな。



日本語吹替版やとエンディングテーマが、タイトル繋がりでデイ・アフター・トゥモローの歌やねんけど、全然本編と雰囲気合ってないエゲツないぐらいのJポップスで、逆におもろい。
ゆーさく

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