冒頭6分で心踊り、意気揚々と劇場に足を運びました。
誰もがあのQの、あのシンジさんの生き様を見届けに期待に胸膨らませてみたはず。
そしたら、大半の人があまりの説明不足さに面食らっただろう笑
目の前にいるのは何年間も眠っていた身も心も中学生な訳なのでもう少し掛ける言葉ないのだろうか笑
確かに地球をハチャメチャにさせたのはシンジかも知れないけれども、犯人であればそれこそしっかりとした説明をしてあげるべきだろう笑
シンジくんは行きなさい!と叱咤激励してきた保護者に久しぶりに会うとガン無視&今度は何もするなの一点張り。
生きていた!と安心した女の子にはガラス越しに殴られ、自分が助けた(はずの)女の子には本を読んでくれない(あの積み上がった本笑 なんであそこまで笑)
父は一言だけ言い放ち去り(まあこの人はいつもそう笑)、
極めつけは見せつけられる現状。
そりゃシンジさんがまたグレちゃっても仕方ないでしょうが!笑
おれらもグレたぞ!笑
もう誰も信じられないとなってたところに嫌に馴れ馴れしい美少年。大人の女性やツンデレや親近感を抱いていた女の子より、優しくしてくれた男の子に落ち着きましたよ笑
それは良いんだよ。
別にわかってたことだし。それよりもシンジを置いてけぼりにした登場人物に我慢いかない。
何が14年だコラ!インフィニティとかニアサードインパクトとかガフの扉とかわけがわからないよ!
しかもなんだよ!2人で2つの槍をさして、槍でやり直そう、とかなんだよ!シャレかよ!しかも全部語尾に♂ってつくじゃないか!笑
この14年の置いてけぼり。奇しくもQの公開から14年前は旧劇の年。これはもうあきらかに意図的だ。
話も破の時の、予告編と全く違う。
話の展開もとことん視聴者を振り回して落とすことを最重要事項とでも言わんばかり。
これで完結編でまた上げてくれなかった…と思うとざわざわする…
まあでも考えてみればこちらの方がエヴァっぽい。こっちの方がって思ってしまうところがエヴァの凄さだよね笑 普通のアニメなら意味不明!サイテー!になるんだけどね笑
好きだったのは絵の雰囲気。
序破Qとだんだんシャープなデザインになっていている。個人的にはQのあの尖った感じは好きだ。
もう一つは宇多田ヒカルの桜流し。この曲が凄くいい。
今作のラストは絶望感が漂う中それでも向こうにかすかに希望がある感じ。そこに乗って来る桜流し。このラストは良かった。
頼むよ、庵野監督!