ムード満点ドキドキした。事故とかの障害って意味ですけどここでは「嵐による停電(black out)」
精神病院が舞台なので、クリーチャーやゾンビのかわりに患者が襲ってくる。普段から患者を見下していた警備員たちが血祭りにあげられます。主人公はそこの厨房でバイトしてる青年
20分ぐらいまでの間に嫌ファクターが点々と配置される。寝不足、ヘッドホンしたままの不真面目業者、肉、そして目付きの悪さで存在感を主張してくる男を始めとした個性的な患者たち…。
題材は良くあるやつだし、事が起こる前に不安にさせていく作りも定型通りではあるんですが、その神経ピリピリの煽り方がとっても洗練されています
厨房の鍋にオシッコして煮込んでみたり鼻をかじり取ったり閉鎖空間でやりたい放題。お互いに物理攻撃の通じる生身の人間で現実味があるし、懐中電灯に照らし出される惨状とか狂気に半笑い感がなくちゃんとコワがれます。みんなクズですけどコンロの火で3点攻めは流石に可愛そうでした🔥
時代設定が89年と少し昔なのはセキュリティの甘さのフォローかな。この脚本家の人がちょっと気になるんですけどミュージシャンでもあるそうで主人公たちはバンドマンでした。やっぱり自分の経験を活かすんでしょうかね🤔曲もロックな感じ
終盤までは良作だよ!って書くつもりだったのにシメが雑過ぎたのでヤメです