三人の中年の飲み仲間がバーで話している。ワケありで金が必要だがどうしようかと。仲間のひとりはヤクザから銀行強盗の運転手を頼まれ断れずにいる。しかし犯罪はマズイよと三人は相談している。
たまたまバーにいた老人が「もしもお金が必要でしたら」と、名刺と古金貨を置いていく。その金貨は、家に持ち帰って調べてみると、値打ちものの骨董品だった。
...という面白そうなイントロから始まる映画です。ところが話が途中からあらぬほうに転がって、中盤ラブロマンスになったかと思えば、終盤はMr.Booみたいなドタバタで幕を閉じる。
どうも変だなと思っていたら、この映画、ツイ・ハーク、リンゴ・ラム、ジョニー・トーと三人の監督が、それぞれきっかり30分づつ担当。前の監督のストーリーに合わせてリレーしていくという形式で撮られた作品だということ。
そういう企画ものだと思えば、もうすこし楽しめたのかなあ。