ホイットモア大統領

魔性のしたたり/屍ガールズのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

3.6
ヨーロッパゾンビ巡り③
【フランス編⑶】輸入盤Blu-rayで鑑賞。

「君にとっては何が危険なんだ?ヒロシマか?」

足を挫いたヒッチハイカーを乗せたタンクローリー運転手。「ここが痛いのか?ここか?」と全然関係ない場所を弄り、「これは休憩が必要だ…」と、Let's Party!
そうこうしてるうちに、積荷の牛乳に何か変な液体入れられちゃったよー!そして、それを飲んだ女性3人が急死。直後に埋葬。しかし、その墓地には夜な夜な廃棄物が不法投棄されていた!案の定復活!復讐を開始する…

前レビュー『ゾンビ・クィーン/魔界のえじき』の原題が「La Morte Vivante」で、本作の原題が「La Revanche Des Mortes Vivantes」。
ジャケ裏でも「ジャン・ローラン meets 『バタリアン』」と紹介されており、登場人物にもカトリーヌとエレーヌがいることから、確実にローラン・リスペクト。

ただ今回のゾンビーガールたち、平泳ぎはするわ、車を運転するわ、犯行メッセージを残すわ、教会でオルガンを弾くわ告解を聞くわ…で、何でもござれ。
3人並んでプールの水を手でちゃぽちゃぽさせて誘い出すシーンはクソ笑ったww

もちろんエログロも安定のフランス産。男性のは噛みちぎり、女性のはなぜかレズってから剣で刺すという痛々しい演出だが、女性は終盤喜んでいたような…?

しかし!問題はオチよ!!!
その話、その行動、なるほどだからか!…てなるかー!とツッコミを入れずにはいられない、トンデモ・ジャーマン・スープレックス・エンドでした。これは劇薬。

レビュー冒頭のセリフに加えて、製作がSAMOURAI(サムライ)FILMSで、SUZUKIのバイクをアピールって、監督は相当な日本好きと見た!
それと最後に『シックス・センス』よろしく、「オチはばらさないでね。見てくれてありがとう。」という一文が!まあ、感謝と親日に免じて許してやろう笑