ホイットモア大統領

ガバリン2 タイムトラぶラーのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

4.1
“La Casa” を巡って①

“La Casa” とは…
イタリア語やスペイン語で「家」を意味し、『死霊のはらわた』のイタリア題であるのに加えて、そこから無関係な作品を含め勝手に付与されたナンバリング・タイトルのことである…

詳細は別レビューで語るので乞うご期待!笑

本作のイタリア題は公開当時、“La Casa di Helen” だったにも関わらず、次レビュー作品によって “La Casa 6” と呼ばれるようになったらしい。
ちなみに、『ガバリン』1作目は “La Casa 5” ではありません。うーん…ややこしい!!笑


前作の脚本家:イーサン・ワイリーが監督も兼任した2作目。そのためコメディ色が8:2ぐらいになり、ホラーとは言い難い作品となった。
しかし、登場人物が全員バカという徹底ぶりが功を奏した結果、これはこれで、何なら前作よりも個人的には面白かった笑

復活するや否や大ハッスル曾曾爺ちゃんに、石器時代のムキムキマッチョマン(役名:Arnold The Barbarian笑)、キモカワな芋虫犬に古代怪鳥の雛…と、ホラーの続編でありながら画面が終始緊張感0で賑やか笑

極めつけは後半唐突に登場する電気技師ビルさん。
「Oops…」と言いながら他人の家を破壊したかと思いきや、しっかり異世界の扉を発見!そして、なぜか地底王国に共に殴り込み大活躍する様は、本作のMVPに相応しい!
俺も名刺にあの肩書き入れようかな?笑

その他、主人公ジェシーとチャーリーの友情、加えて曾曾爺ちゃんとの擬似親子関係、異文化ギャップ、次々に現れる異世界人(生物)、因縁の戦い等々、盛り沢山な要素が続編に相応しい出来に!

前述の通り、摩訶不思議アドベンチャーの様相だが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』よりも先にこの展開をしているだけでも、本作の存在価値は高いと思う。
クライマックスの玄孫と曾曾爺ちゃんとのやり取りもほろっとさせてくるし、潔いラストの爽快感まで、もっと知られて良い1本!