Masato

バイオレンス・レイクのMasatoのレビュー・感想・評価

バイオレンス・レイク(2008年製作の映画)
4.6
この村ごと全員殺していいですか?

1人鬱映画祭 第20弾にして最高の胸糞映画
鬱ランク S

エデンレイクへやってきたカップルが、エデンレイクを勝手に牛耳っている不良少年グループと偶然居合わせ、大変な目にあう…

とにかく酷い。胸糞悪すぎる。ファニーゲームでは映画の立場を利用した面白い映画として観れたからいいけど、この映画は率直な映画なので辛い。もう…はぁ…

所々の展開にツッコミを入れたくなるが、
とにかく腹が立つ。こいつら殺したいって心の底から思えるほど、ヘイト稼ぎがうまかった。
でも、それなりに主人公は対抗してくれるので「ほら、ざまぁ」な展開は唯一の救い。
でも、ラストが…ラストが鬱すぎて辛い

序盤に教育の管理を怠った親に罰金を与える制度についてのラジオが流れた。
つまり、劇中のクソガキどもは親の教育の管理不足で不良になったと推測できる。イギリスでは2005年あたりからずる休みをする生徒に対して親に罰金を科す運動が始まったそう。ずる休みの原因には親にあるというデータもある。
この映画は誇張に見えるかもしれないが、あの環境でシチュエーションが存在したら実際に起こりうるかもしれない。学校での教育は知識だけでなく道徳も学ぶ。それを怠れば不良が出てきてしまうのもうなずける。
これは親が親なら子も子とあるように、親の教育の無責任による、子どもの道徳心の未発達などを描いている映画だった。

若かりし頃のジャックオコンネルが大変恐ろしい役で出てます。演技がすごい。ポコチも出ます(モザイク有)
マイケルファスベンダーも出ていて、いつもながらイケメン。主役の女性はグリーンアイが特徴的でした。

2016.10.7 再び不快の底へ

2017.4. 友を道連れにして不快の底へ
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