ひでやん

チャップリンの失恋のひでやんのレビュー・感想・評価

チャップリンの失恋(1915年製作の映画)
3.5
強盗に襲われていた娘を助け、その家で雇われる事になったチャーリーの労働と恋を描いた悲喜劇。

小さな体で3人組の強盗をやっつけるチャーリー。かわいい攻撃だが、なんだかんだで強い。

農家を舞台に肥料運びや鷄、牛で笑いを巻き起こすチャップリン。

ポケットの卵は割れる予感しかしない。手に持つロウソクは何かを燃やす予感しかしない。すべて期待通りだ。小道具に対してアイデアの限りを尽くし、期待を裏切らない。

農家にやって来た強盗を懲らしめ、足を負傷した彼はタイトル通り心も怪我をする。てくてく歩く後ろ姿が切なく、哀愁漂うラストだった。
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