スタジャン

山奥のバーで、ケンカ沙汰を起こした青年3人組は、その酒場から車で逃走
吹雪の中を猛スピードで走っていると、その途中で不気味なキャデラックと遭遇
そしてそのキャデラックは、執拗に彼らを追いかけてきて……

何が目的なのか

攻防
ヒヤヒヤしました

雪がスゴい寒そう

車のアクションは見応えあり

おバカ
3人がそれぞれ個性的

真相はまあまあです

ウィキペディアに『クリスティーン』と『激突!』の二大要素を重ねたような作品という風に書かれていたが、ただひたすらにショボい雪道カーチェイスが続くだけなのでそんなに高尚なものではない。脚本がもう少し練られていれば、もっと不穏で不条理な雰囲気をはらんだものになったかもしれない惜しい作品。

第一にランディ・クエイドが乱入してきた時点でアッ…(察し)ってなるじゃん！ねえ、ならない！？それでも私はこの作品のおバカ具合が好きだ。とりわけ3人組のクソッぷりがクソを通り越してミソすぎて…！

スカーフェイスのキャラが好きなので、CJみたいなキャラが出てきたのは嬉しいポイントである(終始ジッパー顔と呼ばれているのがまたツボ)。おまけにこの傷がついた理由を最後まで引き伸ばしているのがなんともニクい演出。

あとスコット役のシェイン・ジョンソンの顔がめちゃくちゃ好みだった！イェール大のスタジャンの使い方も良かったな～。Yのワッペンがじわっと赤く染みていくカットがなかなかに洒落ている。

2004年鑑賞時の感想。
正体不明のままのところまでは、たまらなく良い。
名作『激突！』から色々と亜流が誕生したけれど、これはなかなかいける。