さとり

もののけ姫のさとりのレビュー・感想・評価

もののけ姫(1997年製作の映画)
5.0
生きていくのがつまらなくて苦しかったので、心を穏やかに鎮めたくてDVDを借りました。

人間が食物連鎖のトップになる前の、時代の話。
戦うべき相手が人間か、神か、森か。
戦うから呪いが起こってしまう。呪いを晴らすために戦う。という連鎖が止まる事はいつの時代もないのだと、明らかではあるけれど、それでも許す事のできない相手と共に生きる方法を考える事はできる。
だから、排除精神を優位にせず、どうしたらどちらも苦しまずに済むのかという気持ちをずっと持ち続けたい。

今の時代にこの作品をみると、人間がわざわざ木を植えなければ自然が再生しない世界に生きている、生きれている不思議を感じてしまう。
それでも、木を植えるのは森に何かを信じ、生き物と森と共生していく道を選びたいから。

心を洗いたい時にまた観に来る作品です。
さとり

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