予告は勢いがあって、音楽も素晴らしくめっちゃ面白そう！ってなって観に行きました。
美大へ行くはずの主人公が、美大には行けず、家業のホテル経営をすることになる。
芸術と堕落は違う。
私は堕落の中には居たくない。
芸術の方に行くんだから。
どうして私はこんな所に、こんな人たちといるの？
という主人公の窮屈さをとても感じた。同じように、ホテルを利用するなんて人たちも、なんか「もう現実無理です」という感じを出している。
それで、その気持ちがめっちやわかる。同じ状況ではないにしろ、わかる。勝手にわかる。
原作は読んでいないためわからないが、救いが少ないと感じるこの作品。なんだか日常をザクッと切ってそのまま観せてもらっているよう。
その感じが少しむず痒く、原作はどうなのかとチラッと見てみたら、あのお寿司ペアの結末が違うよう…。(チラ見だから、一緒かもしれない)
原作にあるそれぞれの「救い」を読んでも良いが、そしたら映画に出てくるあのお寿司ペアが永遠に救われず、可哀想などと思ってしまいそうなので、辞めた。
私の中の一つの出来事として、かけがえのない仲間として、受け止めました。
何が得られたのか、あまりはっきりとはしていない。そういう作品もあるよね。ということで、今日も頑張るぞ。
