「ハンナ・アーレント」
「ヒトラーを追え!」
「アイヒマン・ショー」
「顔のないヒトラーたち」
と鑑賞したので、実録裁判であるこちらを。
「ハンナ・アーレント」鑑賞後が良いかと。深めるなら「アイヒマン・ショー」
普通の人間が悪に染まる、ハンナ・アーレントが悪の凡庸さ、、と言った意味がとてもよくわかります。
自らの罪をあくまで上からの指揮に従ったのみ、、と何度も繰り返すただの操り人形のようなアイヒマン。
そこには確たる悪も、反対に自らが抹殺してきたユダヤ収容者に対する後悔の念や人間らしい反省する姿は全くと言って感じ取れません。
顔のないヒトラーたちを見ればわかりますが、どこまでも逃げ果せようとした狡猾な人物、しかし人としての情や感情はどこかに捨ててきたのでしょう。死んだような目で自らを弁護する姿に、ハンナ・アーレントがどんな思いで見つめ、これを撮影した中に、収容所帰りの人がいたのだと、アイヒマン・ショーを思い出しました。
知るべき事実、ここにあり。