イペー

北国の帝王のイペーのレビュー・感想・評価

北国の帝王(1973年製作の映画)
3.8
トレインウォーズ/オヤジの覚醒!

列車のタダ乗りを巡り対決する、伝説のホーボーと鬼車掌。ロバート・アルドリッチ監督による、男臭さ満点の娯楽活劇。

大不況下のアメリカ。列車に無賃乗車し各地を放浪するホーボーの中にあって、英雄的な存在、その名も"Aナンバーワン"。
頑固で無骨なタダ乗り野郎を、リー・マーヴィンが渋く演じています。

一方、ホーボー達を目の敵にし、ハンマーや鉄の鎖を振り回してタダ乗りを阻止する鬼車掌シャック。
持ち前のプロ意識の高さで殺人すら厭わない鬼畜オヤジを、アーネスト・ボーグナインが嬉しそうに演じています。

雄大なロケーションを背景に、男vs男の意地の張り合いが続きます。
この強烈なオヤジ達に、割り込んでくる新米ホーボーのシガレット。
ホラ吹きで生意気な若者ですが、彼が一番マトモかもしれません。

タダ乗りに命を懸ける男。タダ乗りの阻止に血道を上げる男。
結果、列車が停止しようが、人死にが出ようがお構いなし!
下らなくも壮絶な果し合いの末、帝王の座に着くのは誰なのか。

暴走する列車、暴走するオヤジ。
映像の迫力と顔面の迫力の相乗効果で、インパクトは絶大です。
世間の良識なんか遠く置き去りにし、馬鹿馬鹿しくて痛快な"生き様"映画でした。

…スターウォーズ観たい、スターウォーズ観たい、スターウォーズ観たい、ブツブツ…。