イペー

スーサイド・スクワッドのイペーのレビュー・感想・評価

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)
3.2
自分はアメコミ映画好きではあるが、アメコミをまともに読んだことがない。

「だから何なの」という感じでしょうが、そこを踏まえないとイタイ目を見る場合もあるっていうね。

というのも、本作は純然たるアメコミファンのための作品であって、自分のような半可通な人間を寄せ付けないタイプのヤツなんじゃないかって、気がしまして。

製作と制作にまつわるゴタゴタなんかの事情を差っ引いても、本作のシナリオは粗い。

展開が性急でヒキが無いので、スーッと目の前を通り過ぎてしまう。
結果的に、タスクフォースXの面々も成り行きで行動してるようにしか見えず、各々が魅力を発揮するチャンスも与えられず。

アクションシーンの構図もなかなかだし、絵面としては結構カッコ良かったりも。
だからこそ、フワフワと重心の定まらないストーリー展開がちょっぴり残念。

やがて私の心は千々に乱れ、ハーレイ・クインの半ケツばかりが脳裏に焼きつくという…。

近年のマーベル作品に慣らされすぎて、アメコミ映画本来のテキトーさ加減を忘れていたのかもしれません。
いや、子供の頃に親しんだアメコミ映画はだいたいこんな感じだったハズ。

とりあえずバットマンのヴィランは大好きなので、続編公開までには原典にも触れておこう、そうしよう。

…一冊あたりのお値段がお高めなアメコミ、とはいえ自分も大人です。
思い立ったが吉日ということで、早速に書店を物色。
「あったあった!」
どうしたことか、ハンドスピナーをゲットし帰宅。ヒュンヒュン回し続ける明け暮れ、なのであります。
イペー

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