なかなかどうして？(笑)

なんかゾンビな気分だったので…。まぁ、失敗ですわ。グロさ、ゾンビ数は良かったのに、汚い画面…。極めつけはラスト…。生き残った二人、あー、どうなるのぉ？とちょっとドキドキしたのに、『to be continued』 えーーーー？続編あんの！ぼけ！って無いんですけどね、続編(笑)

ゾンビもの、今作とゾンビクロニクルス2と迷ったのです。でもクロニクルスは1作目が無かったので、じゃこれで！と借りたら、まさかの終わり方…。ふざけんなぁ！(笑)

余談

居酒屋、まさかの酒無しダベリ…。我慢できるもんだなぁ(笑)

アメリカにあるグローバーシティに住んでいる若者たちがライブのために都市部にやってくるが、なぜか周りに誰もいない。
すると突如として大量のゾンビ軍団が襲いかかってきた‼︎‼︎‼︎

若者たちが生き残りをかけてゾンビ軍団に立ち向かうゾンビスプラッターアクション映画‼︎
画面の画質の粗さやちょっと説明不足の脚本などたぶん自主制作に近い低予算のゾンビ映画だと思うけど、内臓つかみ出しや首切断などスプラッター描写はなかなか頑張っていてその点については楽しめた。
ゾンビ発生の原因がそれなりにリアリティがあったのも悪くなかった。
ラストの終わり方はバリバリに続編作る気満々で終わらせた感があってぜひ続編も見てみたい気分になった。
全体的には低予算の中では頑張った印象のゾンビ映画である。

高校生マットは、放課後に友人達とパーティへ出かけるが、道中、周囲に一台も車が走っていないことを不審に感じ、ある町で車を止める。そこへ、突如ゾンビの大群が襲い掛かってくる…というストーリー。
「サイレント・ナイト　悪魔のサンタクロース」や「キッズ・リベンジ」のスティーヴン・C・ミラー監督のデビュー作であるゾンビ映画です。
どうにか難を逃れたマットたちは、パーティ会場の片隅に隠れていたマットの恋人ジャッキーを救出し、高校へ避難するが、そこもゾンビで溢れていた。悪夢のような逃亡劇の末、マットは事件の裏に隠された恐るべき事実を知る、という内容です。
リリース前から予告を見て楽しみにしていたゾンビ映画ですが、ストーリーは突如発生したゾンビに主人公の3人の高校生が立ち向かうというものですが、ドラマ部分を極力排してゾンビと人間の戦いに焦点を絞った潔い構成で、主人公達に感情移入は出来ませんが、ひたすらゾンビとの戦いを楽しめます。75分と時間も短いのでとにかくテンポは良いです。
序盤のライブ会場へマットたちが向っているときに、ラッシュアワー時なのに車が一台も走っていなかったり、車を止めたダウンタウンにも人っ子一人いない所等「何かヤバい事が起こっている」と感じさせる演出も上手いですね。
ゾンビはダッシュゾンビで、メイクは顔色が悪いくらいでしっかりメイクされてる人とそうじゃない人の差が激しいですが、低予算作品にしてはゾンビエキストラの数も多く、大量のダッシュゾンビが向かってくる様は迫力あります。
お食事シーンなどのグロ描写もCGを使わず特殊メイクで表現しているのも好感持てました。大量のゾンビに群がりつかれて四肢喰いちぎられてダルマ状態になったり、首を引き千切ったり下顎を引き千切ったり、妊婦の腹に手をズボッ！と突っ込んで取り出した胎児をムシャムシャしたり、人間側もショットガンで顔吹き飛ばしたりチェーンソーで顔面削り取ったり、「サンゲリア」ばりにゾンビの眼孔に木片突っ込んだりとグロ描写には力入ってます。
展開も非常にオーソドックスな作りで安心感がありますが、オーソドックスすぎてホラーやゾンビ物を見まくった人はちょっと退屈するかもしれません。
ゾンビとの戦闘シーンではガチャガチャカメラを揺らす撮影方法ですが、観づらい所もありました。ビデオ撮りをフィルムみたいに解像度落としたザラザラした画質も見辛さに一役買っている所ありますね。
後半、ゾンビ発生の真相が明かされて盛り上がってきた所で迎えるラストは本当に衝撃的です(笑)海外ドラマならありでしょうけど、映画でこれはいいんですかね?(笑)
続編は2012年公開予定でしたが、気づけば20年以上たってるし、もう製作も公開もされない可能性は非常に高いですね(そもそも公開されても日本でリリースされるのか)何かの傷で監督はまだ続編の制作意欲はあるって見たし、伏線も残ってるので是非作ってほしいですが。まあ、このまま終わりでも投げっぱなしオチか全滅オチが殆どなゾンビ映画のラストとしてはありなラストではありますが。
しかし改めて鑑賞して見ると、ミラー監督は今作からその後に製作した作品群は洗練されては来てますね。今作の粗削りな魅力も捨てがたくはありますが。
細かいストーリーやオチに期待しなければB級ゾンビ映画としては楽しめる作品です。