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ナイト・パトロールのHKのレビュー・感想・評価

ナイト・パトロール(1984年製作の映画)
3.0
ドジで間抜けな平警官のMラングストンが犬のクソを踏んづけている一方で、袋を被ったコメディアンがブレイクする。同じような袋男による強盗事件が発生してラングストンは相棒のPポールセンと事件を追うが、袋男に襲われた!という無線で駆けつけると、袋男に強姦されたパット・モリタが女性のアテレコで喋り出すのだ。これは一体なんだ?と僕は思った。「彼女はお前に気があるぜ、顔に書いてある」とポールセンが言うのでラングストンが振り返ると、リンダ・ブレアの顔に「I Like Melvin(ラングストンの役名)」と書いてある、という唖然とするしかないギャグが垂れ流される一方で、そのような前衛としか言いようがないスタイルでこの映画は笑いを追求しているのだ。後半で「What'd I Say」のパロディソングで街中が踊り狂う場面に差し掛かる頃には、僕はほとんど感動していた。上司役にBバーティ、エージェントにはジェイ・P・モーガン。アンドリュー・ダイスも顔を見せる。並の映画ではない。
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