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結婚ダブルス/ミッキー&モードのHKのレビュー・感想・評価

2.7
カジュアルなタイトルとは裏腹に二重結婚者を描いた今なら炎上必至のコメディ。アイダ・ルピノの映画にズバリ『二重結婚者』というのがあるが、あのE・オブライエンがえらく深刻だったのに対しこのD・ムーアはあまりに軽はずみだ。彼の行動の是非はさておき、B・エドワーズは『シティヒート』をC・イーストウッドの意向に沿って作ることが出来ず、降板してこれに着手した。その『シティヒート』でイーストウッドと張り合っていたB・レイノルズを最初、この映画の主役にと考えていたのだが、前作、F・トリュフォーの『恋愛日記』をレイノルズでリメイクした『グッバイ、デイビッド』と役が似過ぎていてムーアに変更したという。ムーアとは2度目の協働だが、前作『テン』は女性に辛口の男が100点満点の美女B・デレクに出会うというストーリーで、男のアホなファンタジーだったがこれも同様。そういうことに付き合えるかどうかが評価の分かれ目だ。主題歌をスティーヴン・ビショップが歌っている。
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