10年以上ぶりに観ました。父親に教えてもらえなかったら一生観なかっただろうし、ホイ兄弟を知られた人生で良かった。香港コメディ史に燦然と輝くマスターピース（らしい）。
95分の長尺『ドリフ大爆笑』。厨房でのソーセージヌンチャクバトルとか、泡風呂スイトンの術inラブホテルとか、バラバラに点在するギャグを無理やり線で繋ぎ合わせたようなストーリー展開。これでいい、これがいいよマイケル・ホイ。
それっぽい事件を小出しにすれば一つの作品としてパッケージできるので、「私立探偵」という題材が適切すぎてgood。
ヘンな顔やヘンなリアクション、ヘンな台詞で笑わせられるだけの演出と俳優力が確かにある上で悪ふざけをしているので、スベっている感じは一切無しです。
あとマイケル・ホイは、「料理」「高所」でボケるのが好きなのだと思う。
Mr.BOO!シリーズの多くに言えるのだけど、絶対に吹替版を推奨します。広川太一郎の大半アドリブだろとツッコまざるを得ないやりたい放題っぷりが最高なので。そして何故かシリーズの中で今作だけ、マイケルの2人の弟（サミュエル・ホイとリッキー・ホイ）の吹替をツービートが担当しているのだけど、しっかり下手で笑ってしまった。オモシロいからいいんだけどね。
