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雲のむこう、約束の場所の群青のレビュー・感想・評価

雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)
3.0
男2人と女の子1人。


女の子のことが好きな親友同士の男の子達は女の子の願いを叶えるため飛行機を作る。
その願いとは、飛行機で街のどこからでも見えるある高い高い塔に連れて行きたい、というもの。
しかし高い塔は実は近くに見えて他の国のものだった。日本はこの作品では本州と北海道の南北で分かれている世界だった。


主人公の目的or約束がそのまま世界を救うことに繋がるといういわゆるセカイ系の作品。
個人的には好きです、こういうの。


やっぱり高校生というのは自分が生活する範囲が自分の呼べるセカイとなっている気がする。テレビでやるニュースや事件はどこか他人事のような気がして。大きな事件が起きると、悪いと思いながらもワクワクするような自分がいたりする。そんな時代には何もしたいことがない、となってしまいがちかもしれないが些細なことが原動力になったりする。大体は好きな女の子のためなのだ笑

本作の主人公2人の原動力になる女の子はとても良い子。少しふわふわして危なかっしいが好奇心は旺盛というハイスペック。

その女の子が突然姿を消してしまう。

バラバラだった要素が年月を経て繋がり、ある一つの行動に収束していくのは見ていてワクワクした。なんてたって女の子のためなんだからアツい展開だったし。その割には終わり方が不完全燃焼みたいなところもあったけれども、作品としては余韻の残るものだったので良かったかなー
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