ネコと団地映画の怪作。「気違い部落」と同じ作りやないか。ある意味「散歩する霊柩車」みたいな人気を博しそうなカルト色もあるが「団地」が持つ舞台装置の威力も相まって（団地のPTA会長に菅井一郎、薬局店主加藤嘉、独身でヤミ金貸しをしている猫ババアミヤコ蝶々など）登場人物みなクセ強めなので観てて飽きない。渋谷実やっぱ変というかいかれてる、しかしアイジョージの悪ふざけが真面目な顔でやってるからか許せてしまう、岡田茉莉子の方が背が高いけどカメラワークでアイジョージの方が背高くみえるようにうまくやってて撮影大変だなと思った、今で言う背が低いジャニーズを魅せるような撮り方かな。大船松竹と松山善三の相性かなり良し。助監督は松山善三と同期の井上和男。
