ゆう

シュリのゆうのレビュー・感想・評価

シュリ(1999年製作の映画)
4.5
韓国映画通の方と同時視聴にて鑑賞。

1ヶ月後に結婚を控えるユ・ジュンウォンは、韓国情報機関「OP」の情報部室長。彼は頻発している暗殺事件などの影に、北朝鮮から派遣された女スパイ、イ・バンヒの存在を感じていた。だが、事件の手がかりや、犯人の目的すらつかめないばかりか、強力な破壊能力を持つ液体爆弾CTXまでもが強奪されてしまう。その頃ソウルでは、韓国、北朝鮮両国首脳が列席するサッカー南北交流試合が開かれようとしていたが…。

スパイvs情報機関のカップル。
その設定だけでいい結果にはならないとわかってはいても、2人の日々があまりにも穏やかで愛に満ちていて…。
緊張感の必要な任務を抱える2人だからこその、かけがえのない時間だったはずで。
その日々と葛藤をまざまざと見せられた後の、どうにもやるせない結末には、やはり心動かされずにはいられませんでした。
言葉が出ないほど泣いてしまい、しばし沈黙。
一緒に観ていた方にも「大丈夫か?」と心配されてしまうほどでした。

韓国映画、本当にすごい…と思った作品のひとつです。
ゆう

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