「僕は中学一年生だ。」
韓国版、幸福の手紙の話です。
題名のマルスンさんが主役な訳ではなくて、マルスンさんの息子が主人公です。
韓国はお隣の国とあって田舎の風景が日本そっくりです。他国なのに懐かしい感じがします。
柿のなる木が庭にある家。小さい妹がいて、自分は学ランと帽子で登校です。学校にはまだ体罰をする厳しい先生がいます。
ダウン症の同級生に帽子を取られてはいじめられ、夕飯はおかずを隣のお姉さんに分けてあげます。
そんな韓国の普通の中学生の日常が描かれます。
その内に、母親が咳をしているのに気づきます。
学校では小さな盗難が相次ぎます。
中学生にはどうしようもならない不幸があります。それを幸福の手紙のせいと思う主人公。
「初めて神様に祈った。
母さんの願いを叶えてくださいと。」
ラストシーンが切ないです。