あざらし

愛してるマルスンさんのあざらしのレビュー・感想・評価

愛してるマルスンさん(2005年製作の映画)
3.4
「僕は中学一年生だ。」

韓国版、幸福の手紙の話です。
題名のマルスンさんが主役な訳ではなくて、マルスンさんの息子が主人公です。

韓国はお隣の国とあって田舎の風景が日本そっくりです。他国なのに懐かしい感じがします。

柿のなる木が庭にある家。小さい妹がいて、自分は学ランと帽子で登校です。学校にはまだ体罰をする厳しい先生がいます。

ダウン症の同級生に帽子を取られてはいじめられ、夕飯はおかずを隣のお姉さんに分けてあげます。
そんな韓国の普通の中学生の日常が描かれます。

その内に、母親が咳をしているのに気づきます。
学校では小さな盗難が相次ぎます。

中学生にはどうしようもならない不幸があります。それを幸福の手紙のせいと思う主人公。

「初めて神様に祈った。
母さんの願いを叶えてくださいと。」

ラストシーンが切ないです。
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