ヒッチコックサイレント、農夫の妻
2012年2月29日 23時45分レビュー
1928年原作(戯曲より)イーデンフィルポッツ。
脚本、監督アルフレッドヒッチコック。
イギリス時代、無声映画作品監督群。
監督七作め(ヒッチ29才)
初期ヒッチコックを見てみるシリーズ。
本作はヒッチコックには珍しい恋愛物をどのように演出しているか見たかったという理由。
IVCのビデオ鑑賞。
物語はとある農場のお髭のあるじ。
妻の死をきっかけに再婚を思い、パーティーきっかけに三人の女性に告白決意。
果たして結果は?
ヒッチコック自身本作を「セリフが多すぎて、」と。
実際
全然饒舌ではありません、むしろ戯曲である本作を
どう削ぎ落としながら、
逆に映像だけで
間
をもたすのに苦労しています。
アップ多用した切り返し
子供がお菓子を見つけるといきなり
スーパーズームをしたり
ヒッチコックなりの映像の工夫をしています。
勿論サスペンス皆無。
しごく普通な恋愛告白映画でした。
が、まだまだキャラクターも
展開も単調で
間延びなカットもあります。
カメラマンが病気になり代役でヒッチコックがキャメラマンになったそうな。
さてヒッチコックの農夫の妻は誰になるのでしょうか?