KouheiNakamura

GANTZ:OのKouheiNakamuraのレビュー・感想・評価

GANTZ:O(2016年製作の映画)
4.2
じゃんじゃんじゃかじゃかじゃんじゃん!


記念すべき300本目のレビューはこの映画!
CGを用いた緻密な作画とショッキングな描写の数々でSFアクションとして人気を博した漫画、GANTZ。実写化もされたこの作品の中でも人気のエピソード・大阪編をまさかの3DCGアニメーションで映画化。
とにかく映像のクオリティが圧巻。夜の大阪道頓堀を闊歩する不気味な妖怪たち、奴らに対峙する黒一色のGANTZスーツに身を包んだ人間たち。壮絶な死闘をグロテスクな表現も辞さずにアクション満載で描いてくれただけでも、この映画は本当に最高でした。特に妖怪たちのラスボス、ぬらりひょんの不気味さと強大さの表現は完璧。GANTZスーツやXガンなどのメカ系も素晴らしくカッコよかったです!ゾクゾクしっぱなしの96分でした。

惜しむらくは、やはりドラマ部分の演出がもたつくこと。脚本に仕掛けられたある仕掛けは原作を読んでいるとグッと来る作りで素晴らしいのだが…少々心情描写は雑だったかと。
とはいえひたすらアクションで引っ張っていく作品なので、原作を読んでいなくてもある程度楽しめるのは良いですね。

日本のCGアニメーションの到達点とも言える作品なので、広くオススメします。ギョーン。
KouheiNakamura

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