イライライジャ

ハニーVS.ダーリン 2年目の駆け引きのイライライジャのレビュー・感想・評価

3.5
監督は『アントマン』シリーズや『イエスマン』のペイトンリード。
邦題がクソすぎて過小評価されてる気がするが、原題のとおり男女の「破局」を描く。
邦題さえ良ければ『セレステ&ジェシー』のような扱いをされていたかも。
本作での男女のすれ違いは共感できる人かなり多いはず。

小さな喧嘩がキッカケで、同棲中のカップルは別れようとする。でもまだ好きな上に住む家は同じ。お互いが嫉妬させようと気を引くために嫌がらせをしまくる。

最後まで観ると結構悲しい気持ちになってしまった。分かってくれる人いると思うけど、自分の中で相手に「最後のチャンス」を与えることがある。「今回これをクリアしたら付き合い続ける、出来なければお別れ」というように心の中で決める。
だからもし出来なかった場合、好きだとしてもお別れを選んで無理矢理気持ちを切り替える。
人生も恋愛もタイミングが大事。

ヴィンスヴォーン目的で観てる人が少なくて驚き。
それどころか「ブサイクが美女と付き合ってるのにムカつく」だの「ウインクキモい」だとレビューでボロクソ書かれてて笑った。そして泣いた。
どちらかというとイケてるくない?
ヴィンスヴォーンのまだ好きなのにって表情切なくてイイ…。

わりと本作の男女どちらの気持ちも分かるのに、みなさまのレビューは圧倒的に男のほうがボロカスの様子。
とにかく面白かった。
脇役のジャスティンロングが良すぎる。