PANDADA

クローズZEROのPANDADAのレビュー・感想・評価

クローズZERO(2007年製作の映画)
2.0
原作は高橋ヒロシの漫画「クローズ」で、未読です。

県内随一の不良の集まる鈴蘭男子高校に転校してきたヤクザの息子、滝谷源治は父から組を貰い受けるために不可能と言われている鈴蘭の頂点を目指す、、、みたいなお話。

学び舎たる高校で暴力の頂点になる事に何の意味があるのか全く理解できませんが(笑)、それなりには面白かったです。

クラスを1つずつシメていったり、グループ同士で喧嘩したり、教師どころか警察まで空気だったり、「手術の成功率は、」みたいなありえないI.Cが炸裂したり、保護者の立会い・同意なく手術したり、リアリティはカケラもありません。

喧嘩シーンはそれなりに迫力あるし、キャストは高校生らしい若々しさには欠けるものの、かなりの演技上手が集まっています。

ストーリーも流れ良く展開するので、結構話には引き込まれますが、あまりのリアリティのなさにまた引き離されました。

青春不良喧嘩映画として観たからダメのかな。最初からファンタジー冒険譚としてみれば、もう少し楽しめたかも。

貴重な3年間の高校生活を喧嘩で明け暮れるなんて暇で無駄な事しないで、ちゃんと勉強とか部活とか意義のある事をしなさいとおっさん臭い感想を持ってしまいました。

続編はきっと観ません。
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