おときち

スーパーバッド 童貞ウォーズのおときちのレビュー・感想・評価

3.7
高校卒業直前のパーティーで童貞卒業も目論む3人組。気になる女子から頼まれた酒をどうにか手に入れなくちゃ!

っていう、ほんとそれだけのお話。しかしこの邦題はどうにかならなかったのかな。この邦題で見るのなんとなく後回しにしていたよ。

『アメリカン・グラフティ』や『ブックスマート』と同じく高校卒業前の一夜の物語。
あー笑った笑った。ただ、少し前の2007年の映画ということもあるためか、素直に笑えない場面もなくはなかったけど。特に警官2人組ね。
とはいえこの警官2人組、スレイター(ビル・ヘイダー)とマイケルズ(セス・ローゲン)が最高だったりもするわけで。

下ネタ満載のコメディかと思いきや、後半は友情や不安、希望なども入り混じった美しい青春映画の一面も。
3人組のうちの2人、セス(ジョナ・ヒル)とエヴァン(マイケル・セラ)が寝てるシーンがなんかキュンとしてしまった。
そして残りの1人フォーゲル、いやマクラビン(クリストファー・ミンツ=プラッセ)も強気と弱気の間を行ったり来たり。で、何故か警官2人と連んでるし。

あと出てるの知らずに観たので驚いたよ、エマ・ストーン!めっちゃかわいい。本作が映画デビュー作だってことも後から知りました。ちょっとハスキーな声も大好き。あぁやっぱり他のエマ・ストーン映画も観よう。

途中パーティーのシーンでThe Raptureの「Echoes」が流れてて「お!」ってなったけど、音楽も全般的にかっこよかった。


日本も「画面タッチお願いします」じゃなく、本当はIDがないとお酒買えないようにしないとダメなんだろうな。