新鋭監督を発掘するというナイトクロニクルシリ ーズ。 今作はその中の一編!
色味を抑えたダークな映像に期待が高まったが、 一言で微妙な出来映え。
カメラワークやカット割りはしっかりとしている ものの、物語に深みがない。 ロドリゲスの『フロム・ダスク・ティル・ドーン 』のようにハジケてくれていれば別だが、今作の ようにシリアス一辺倒な作風ならもう少し深みが 欲しかった。
消化不良なストーリーも残念。 奴らは結局何だったのか? 恐らくヴァンパイアなんだろうが・・・ とにかく説明不足な部分が多い。
とはいえ映像の暗さも相まってなかなかハラハラ させてくれたし、何故食べ物が不味く感じるのか ?など伏線もしっかり張られている部分は感心した。
全体的に観客を惹きつける要素があまりなかった。