藤原直樹

16歳の合衆国の藤原直樹のレビュー・感想・評価

16歳の合衆国(2002年製作の映画)
4.1
痛みや悲しみで溢れた人生、繊細さ故にそれらを背負い込む主人公。
嘘をつき、傷付いて、傷付けて、過ちを犯しながら生きる人々。
主人公の心を通してそれらが浮き彫りになっていく。

胸が痛くなる作品。
ラストは切ないがどこか爽やかな余韻もある。
主人公が左右の目を開けたり閉じたりする描写が印象的(物事の見方が2つあるというメタファー)
素晴らしい劇中曲、ドン·チードルやケヴィン·スペイシーといった豪華なキャストにも恵まれた秀作。
藤原直樹

藤原直樹