ヘビー・メタルの作品情報・感想・評価

ヘビー・メタル1981年製作の映画)

HEAVY METAL

製作国:

上映時間:90分

ジャンル:

3.2

「ヘビー・メタル」に投稿された感想・評価

rollin

rollinの感想・評価

5.0
⚡︎HEAVY⚡︎
⚡︎
METAL

北米版メタルユルランことヘヴィメタル誌のコンセプトを抽出した7話構成のオムニバス映画。アニメーションの歴史に燦然と輝く乳房の金字塔!全SF男子の教科書、永遠の夢精少年たちの願望のみで作られた超絶大作の登場だ!!

宇宙を漂う悪のうぐいす豆、ロック・ナーがもたらす混沌と破滅。ディズニー・スタジオ一強の1981年当時、世界各地の小規模スタジオで別々に製作されたことが功を奏し、各話のジャンルや個性も実にバラエティー豊か。そしてアニメ製作童貞たちによる手まさぐりの向こう見ずな冒険精神(リビドー)こそが本作最大最強の武器!
では各話ごとに実況解説していくぜ!

プロローグ『ソフト・ランディング』
ダン・オバノン原案。物体Xを思わせるタイトルバックに、スペースシャトルから実写切り抜きの白いコルベットが投下される流れは、まさしくJC印のオバノンブランド!ちなみに本作はヘヴィメタルな背景描画の隅々まで堪能してほしいから吹き替え鑑賞がおすすめだぜ!

第1話『グリマルディ』
極々短いインタールード作品。しかしその短い尺の中にも3口ショベルカーや小人の掘削作業員など、魅力的なガジェットやキャラが登場し、特に鳥山明のタッチに与えた影響が感じられる。

第2話『ハリー・キャニオン』
2031年。汚染されたNYの空を飛び交うスピナー。リドリー・スコット監督が2019年のLAのモチーフにしたのもヘヴィメタルの世界観。しかもこっちのノワールの方が一年早い。バンド・デシネ由来の塵のような繊細な線を再現する背景。掃き溜めに暮らす人々のオゲレツさ。後部座席でガタガタ抜かしてんじゃねぇ!冴えないタクシー運転手が、悪漢に追われる赤い髪の少女を助ける話‥あとは分かるな?

第3話『デン』
天才エアブラサー、リチャード・コーベン原案。惑星プレイメイトが舞台の宇宙一エキサイティングでハッピーな童貞喪失物語。ここで描かれるのは何とサノスのオリジンストーリーだ!とにかく主人公デンの冷静すぎる状況判断とツッコミには爆笑必至。ビッグボーイの独り善がりなハッピーエンドも、ここまで突き抜けると清々しい!

第4話『キャプテン・スターン』
ウォーキング・デッドでも逝去に哀悼の意が捧げられた、アメコミ&ホラーの大家、バーニー・ライトソン原案。
銀河一のクソ野郎、キャプテン・スターンもついに年貢の納め時。ハルクと宇宙ステーションでしっちゃかめっちゃかになる話。どこまで行ってもクソ野郎。カートゥーンタッチの作画も良い。音楽はチープ・トリック。

第5話『B-17』
こちらもダン・オバノン原案。戦闘機に取り憑いて墜落させるグレムリン伝説をモチーフにした武骨な作画が魅力の一品。この後に人類の負の歴史はすべてロック・ナーの仕業だったというエピローグが付く予定だったらしいけど、そんな重要なシーンを丸々カットしちゃうところが本作らしくて微笑ましい。

第6話『美人は危険』
知ってる。
パックマン型宇宙船に拉致された地球最強のビッチと、彼女を口説き落とそうとする絶倫(当たり前)ロボット。そんなことはお構いなしに宇宙コカイン“プルトニウム・ナイボーグ”を吸引するエイリアンコンビの珍道中。最早オーバードーズどころではない、宇宙スケールの吸引量。ツッコんだら負け。アメリカだなぁ。
宇宙ステーションはヴァレリアンへのオマージュ。

第7話『ターナ』
ゴッド・オブ・BD、メビウスa.k.a.ジャン・ジローのライフワーク『アルザック』を下敷きにした、本作最長最高のクライマックスにしてアニメ史に残る傑作。これだけ本気度が違う。
守護族ターラクの生き残りであり、欧米人にとってのメーテル、ターナの美貌と勇姿をとくと見よ!翼竜メーヴェに乗って参上するシーンの、マルチプレーン・カメラによるダイナミックな風景の躍動。白雪姫のリアルな動きで知られるロトスコープの技を、ターナの生着替えシーンで使いたかったという、実に素直で真っ当なすけべ精神。カンティーナで演奏するDEVOのキャラも魅力的。控え目に言って最高である。

本作が世界中のクリエイターに与えた影響、その功績は(特に日本で)あまりに過小評価されてるけど、そのストイックな姿勢がまたええんや。おれは超リスペクトしてるぜ!
ちなみにヘヴィメタル誌のカバー・ギャラリー(1977-1999)が収録された映像特典は目の肥やし。家宝。家宝ですぞ!

ふぅ‥ε-(´∀`; )
素晴らしい。
『怪獣王ターガン』を愛してたので絵的に懐かしさを感じたし、ストーリーも毒が有って心地良かった。逆に新鮮でした。
人間の真理を見透かしている神秘の玉が、あらゆる時代にタイムスリップしながら、その時代の人生模様を揺るがしていく。アメリカのアダルト向けコミックを映画化した、アニメーション作品。ヘビーメタル(音楽)のブームに火をつけた作品としても有名だが、あまり興味のない分野なので深くは言及できない。

「2001年宇宙の旅」のモノリス的な位置付けの玉が案内役になり、全7話のオムニバス(別々の作家が担当)を綴っていく。アダルト向けということだけあり、本編ではセックス&バイオレンスがてんこ盛り。私が過去に観たVHS版(?)ではヌードに修正が入れられていたが、現在のDVD版では無修正になっている。

各話のシナリオは、中学生男子が夢想するショートショートのように稚拙だが、日本産とはまったく異なるベクトルから製作されているアニメのため、ぶっ飛んだヴィジュアルと「奇想」を楽しむことができる。翼竜にまたがる、女戦士のビキニのお尻がたまらんちん。

ぬるぬると動きまくるアニメーションと原色を基調にしたサイケデリック・アートが脳裏に焼き付く。当時のアメリカの観客は、深夜の映画館やドライブ・イン・シアターでマリファナを吸いながら、本作のような映画を大画面で観ていたのだろうなぁ。
謎の球体ロック・ナーが地球の少女に語る、様々なドラマ(全7話のオムニバス)なのだが、なぜかほとんどのエピソードに巨乳のお姉ちゃんが出てきて裸になる。セックスする回もある。はっきり言ってどれも中高校生の妄想レベル。
日本の優れたアニメを見慣れた現在となってはいずれもパッとせず。いや、1980年当時でも面白いかどうかは疑問だ。
一番ましなのは第7話『ターナ』。
水着姿の女戦士ターナ(寺沢武一の『コブラ』のヒロインそっくり)が悪党どもをぶった斬っていく、それだけのファンタジー。
当時を懐かしがって観るならば、そこそこ楽しめるかもしれない。
ネット

ネットの感想・評価

5.0
最高。マッチョとボインの話ということで、思想的にはクソだが、世界観が最高。やはり世界観やアートがしっかりしてれば(作画がしっかりしている、ということではない)、話がガバガバでも全く問題ないんだな、と再認識。

一話
「フィフス・エレメント」点の多い絵はメビウスっぽく、ディストピアSF感が強くなる。そして、この魅力的な街を舞台に激安ハードボイルド小説のようなストーリーが展開される。良いに決まってる。女性描写のやる気なさがハンパない。

二話
絵が微妙。科学オタクがマッチョになって惑星で大冒険。主人公が元の姿に戻らないあたり、常に前進するアメリカ映画的ストーリーテリングの典型を見る。(でもカナダ映画なんだよな…)

三話
「2001年:宇宙の旅」オマージュを隠しもしない態度。風刺アニメのような画風。

四話
第二次大戦meetsコルドロンといったところか。飛行機描写が凄い!3DCGみたい!

五話
深夜のノリで作ったような話。ペンタゴンの絵が好き。オチがよくわからず。

六話
メインディッシュ。メビウスのモロパクで最高!!有翼竜のデザインは確信犯。男性主義的な欲望が前面に出すぎでキモいが、サイケデリックなSF世界観が素晴らしい!

好きな順は、1→6→4→2→5→3
で、「ヘヴィメタルFAKK2」はどこで見れるんですか?
koya

koyaの感想・評価

-
あらー。
なつかしい。
配信で見つけました。
日本で公開されたのは1982年で私は学生だったなぁ。

当時はラストのタルーラに感動した覚えがありますが、今回、見直してみて、これ、アメリカンコミックスのアニメ化だと思っていたら、カナダだった。
Heavy Metal Magazine っていう雑誌があってその中の8つのストーリーをつなげたらしい。

なんか、出てくる女の人がやたら胸が大きくて、すぐ裸になる。
服を脱ぐところなんて、丁寧に描く。子供向けではないですね。
8つのストーリー、原作者やアニメーターが違うので、妙な絵のバランスのちぐはぐ感があるんだなぁ。
緑の光る玉が突然、少女に話し出す、「緑の玉」の物語。

緑の玉を欲しがる者もいれば、神としてあがめる者たちもいる。
今、観て、なんだか物語のつなぎ目が粗いか、と思ったりするけれど、妙な雰囲気はあって、最後まで観てしまった。

だから、何なの?とツッコミどころ満載ですが、絵のタッチが違うけれど微妙に共通していて、凝る所は凝っている。
画面のザラザラ感が、今のクリアすぎる映像と比べると古いかもしれないけれど、妙に妖しい雰囲気醸し出していました。
タイトルにつられて鑑賞
トンデモカルトシュールエログロアメリカンなSFファンタジーアニメオムニバス。

ストーリーはどれも勢いだけのお口ぽっかり愕然もので何となく正にアメリカって感じだけど、何とも言えない魅力が詰まっている気がする。
Daichi

Daichiの感想・評価

3.9
最強オムニバスアメリカンアニメ!
第2話が好き!ジャケットのターナーもかっこいいし、まさにキワモノ。
これをレンタル屋の一番上の棚から見つける興奮!やめられない。
話はまあまあ…
エログロ意味わからん系…

映像が超かっこよかった。
サイケデリックカラー、古さゆえの粒子感がある画面、アメコミならではのデッサン力、、、
ピンク色の使い方がめちゃ良かったです。
伊坂芳太郎みたいでとても好き!
Hiroki

Hirokiの感想・評価

3.5
なんだかとても奥深いというか、異文化というか。

当時のアニメーションや実写などはやはり味があっていいね
それに出会えて映像と音楽に浸るだけでも価値がありそう

ブラックサバス、チープトリック、サミーヘイガーと音楽は豪華
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