Leaf

ハピネスのLeafのレビュー・感想・評価

ハピネス(1998年製作の映画)
4.5
このDVD自体を買ったのは1年以上前な気がする。なんか今日は気分じゃないと温め続け本日、ふと観る気分になった。
一般的に良いかどうかは知らないけど、すっごい好きだった。

最凶群像劇。
こんなキャラクターたくさん集めて何をどう"ハピネス"語るんだと思っていたら流石の切り込み方。
印象としては(例えば今自分が感じている)ハピネスの裏側である。そのくせ多分だけど切り口は優し目。いや、怪我はしてるけど(もはやして然るべきだけど)。

なんにせよ、この切り取りを可能としたここも含んで良いの!?ってくらいに広いシチュエーション設定とキャラクターの動かし方、セリフが神がかってる。

時にはブラックが過ぎるジョークは間違いなく人を選ぶと思う。ただ、申し訳ないけど笑っちゃった。面白いと思っちゃったんだもの。
日常生活で自分のボケを説明するときの恥ずかしさなんて消し飛ぶくらい虚しい自白は当分記憶に残り続けると思う。

何をどう生きて、どういう世の中の見方してたらこんな脚本書けるんだろう?こいつここに配置したら面白いかな?って発想になるキャラクターの灰汁が強すぎる。天才的。
これが初めてのトッド・ソロンズ作品だけど、もう他も全部観たい。
ただ、どこも配信してないし、そりゃそうだよなと感じてしまうところももはや魅力。
ちょっとずつ、時間かけてでも観ていこうと思う。
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