広島カップ

ライトニング・イン・ア・ボトル 〜ラジオシティ・ミュージックホール 奇蹟の夜〜の広島カップのレビュー・感想・評価

4.0
2003年2月7日にラジオシティ・ミュージックホールで行われたブルースミュージシャンの大饗宴。なにやらブルース誕生から百年が経ったとか。
さぁ、左人差し指にボトルネックを嵌めヨ!!!

私がブルースに出会ったのはローリング・ストーンズがカバーした楽曲を通してで、白人が解釈したそれらを聴いてブルースの入り口に立ち、徐々に本物のブルースマンの世界に馴染んで行ったのでした。
しかし今日まで、これだけ多様なブルースマンを集めたフィルムにはお目にかかった事がなく、こんな作品に高校生の時に出会っていたら私の音楽ライフもまた違った方向に行っていたに違いないと感じました。今の高校生は幸せだなぁと思います。

ライブの初めの方は彼らのルーツであるアフリカの大地と米国の綿花畑の匂いがプンプンする楽曲が続きます。
次第に現代風なアレンジが加わったブルースミュージシャンが登場して来たり、彼らのお陰で飯が食えてるロックミュージシャンや大御所のブルースマンが良いアクセントとして途中登場し、最後はB.B.キングできっちり締めるという並びも良い。
ロバート・ジョンソンのベスト盤を愛聴する私的には前半が特に好きです。

名前や楽曲は知っていても動いているところをジックリと見た事のない人が結構登場してくれるのも嬉しい見所。
とにかくドップリとブルースに浸かれます。
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