この映画のスチールの、アンディさんとトン・ピョウさんの2ショットが可愛すぎて観たけど、、

コメディじゃなく、ちょっと渋い路線いきたかった的な映画だったのか…勝手に先入観を持つのは良くないなと再認識。

にしても、ユン・ケイさんとアンディさんの幼なじみ設定は絶対に無理があると思う！

まさかの元奎主演の一本
洪金寶プロデュースということもあり、福星シリーズのアンディやリチャードン、霊幻道士の錢小豪、ウーマといったお馴染みのメンツが勢ぞろいの映画になっている


実はMr.ハー外伝な本作だが、元奎主演なので主人公が超人的なアクションをしないドラマ重視のものに仕上がっている(アクションはアンディに任せる感じが強い
コネで警察をやれてると周りに思われていて(実際その部分もあるけど)、劣等感に悩まされてまた失敗して……というストーリーが全編基本的に続くのでズバリ見ていて辛い
元奎の行動にやめとけやめとけと思ってしまうし(共感性羞恥的な？)、やっぱり叱られている様を見るのは辛いので見ている間はあんまり好きにはなれなかった
でも見終わってみると中々父親に素直になれない元奎が頑張るお話として良くできていたと思う

個人的には敵の組織があんまりフューチャーされておらず、錢小豪しか印象に残らなかったのが残念
蕭紅梅は乳首が透けてたのはナイスだと思ったが(洪金寶が関わっているせいか？)必要のある存在ではなかったように感じざるを得なかった


アクションは少ないものの、洪家班の孟海と元華が担当しているのでクオリティとしては高いものに仕上がっているのではないかと思った

黄金期の香港映画好きならキャストだけでもお釣りがくる一本
僕は嫌いになれないなぁ

一応の主人公であるヒラ警官のドラ息子の結構なミスがなあなあで済まされる緩めのストーリーと、武術指導の孟海と元華によるキレキレの絶品アクション設計が同居した味わい深い作品。終盤においてアクションシーンの暴力が過剰になり(女の顔にガラスが刺さり、主人公の腹に銃弾が何発も撃ち込まれ、刑事が犯人の頭を鉄パイプで滅多打ちにする)、物語まで陰惨さを持ち始めるので吃驚する。